大正時代の鉄道工学の権威,土木専門部主事を務めた。 坂岡末太郎博士は,土木専門部主事を務めるなど土木専門部の充実,発展に貢献をした。 坂岡博士の著作は,実務に基盤をおき実務と理論の融合を指向したものであった。 この書の前書きでは恩師である廣井勇博士へ献呈が述べられており,土木専門部の 伝統が実務と学理を融合する札幌農学校以来のものであることが伺える。