大正時代の鉄道工学の権威,土木専門部主事を務めた。 坂岡末太郎博士は,土木専門部主事を務めるなど土木専門部の充実,発展に貢献をした。 坂岡博士の著作は,実務に基盤をおき実務と理論の融合を指向したものであった。 本書は実務を基盤に置いた講義ノートをまとめた教科書。 第1巻から第8巻まである。実務に基づいたうえで学理を展開する坂岡博士の技術観, 教育観がよくあらわれており,土木専門部の教育方針が伺える好著である。