図書館について

図書館長あいさつ

室蘭工業大学附属図書館は2022年に改修し、1階に可動机・椅子があるディスカッションスペース、さらにホワイトボードやスクリーンを兼ねる壁とプロジェクターが設置され、学生同士の共同学習や議論を自由に行える開放的な学習空間が設けられました。一方で、従来のように静かに自学自習できるスペース、静かに本を読めるスペースも2階に用意されています。蔵書数は約26万で、専門性の高い学術雑誌、理工学の入門書や専門書、一般教養書や文芸書、雑誌など様々な書物が揃えられています。ぜひ、共同学習や自学自習などの大学での学びに、あるいは自身の教養を広げ深めるために、そしてシンプルに本を読むことを楽しむために、本図書館をご利用ください。
さて、 現代社会は、急激な気候変動や環境変化、急速な技術革新、人口減少、グローバル化などで「未来が読みにくい」と言われています。そのような社会に私達はどのように対応・適応していけばよいのでしょうか。私達の「小さな灰色の脳細胞(※1)」はここ1万年くらい全く進化していないそうなので、歴史上、天才・秀才と認められた偉人の知恵を身につけ、利用することが有効な方法の一つではないでしょうか(※2)。実際、大学教育に関する様々な提言の中で最近、「STEM」ではなく「STEAM」教育の重要性が指摘されています。STEMやSTEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(リベラルアーツ、教養科目)、Mathematics(数学)の頭文字をとったものです。”A”のArts(Liberal Arts:リベラルアーツ)があらためて重要と認識され、STEMからSTEAMになっている点がポイントです。Liberal Arts(一般教養)のLiberalは「自由な・解放的な」という意味ですが、ここでは特に「無知からの自由(解放)」を意味しています。また、Artsは「芸術」とか「術・技」という意味で、私はLiberal Artsを「人間を無知から解放する術」と(勝手に!)解釈しています。そのような一般教養を身につけるには、「読書」が一番です。昔の偉人が書いた古典的な一般教養の本(グレートブックスとも呼ばれています)はどれも難しく、読むにも内容を理解するにも時間がかかるものばかりですが、それが皆さんの「(未来を)考える力」を養成します。具体的にどの本を読めばよいのか? それは学生の皆さんはもちろん、私達が得意とするYouTubeやGoogle等のツールを利用しましょう。「グレートブックス」で検索すると、偉人が書いた読むべき本の紹介記事や動画が沢山でてきますので、興味あるものから本図書館で借りて読んでください。それらの本を読むことで、予測困難な時代にあって「未来を読む」力が養成されます。本図書館のご利用をお待ちしております。
※1アガサクリスティの推理小説ポアロシリーズ ※2 出口治明(立命館アジア太平洋大学元学長) IDE、 621(2020)15
室蘭工業大学附属図書館長 桃野 直樹

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